離婚の問題や疑問を解決するコラム

養育費の増額請求とは?

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 離婚後の状況変化とは?
○ 離婚後の状況変化を防ぐ方法はある?
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

離婚の話し合いで養育費支払の合意ができても、
離婚後の状況変化に応じて増やしてほしいという増額請求は可能です。

ちなみに養育費の減額請求もできますが、今回は割愛します。

離婚後の状況変化とは?

① 親権者の収入が減った
② 親権者が病気になった
③ 子供が病気になって入院した
④ 子供の進学費用が高くて困っている

離婚後、①~④のような状況が起きることは十分あります。
特に病気や入院に関しては、いつ誰がなるか予想することはできません。

ちなみに子供が幼い時に離婚をした場合は、
子供の将来が未来すぎるので、このような状況が起きやすくなります。
例)5歳の子供の10年後を予想するのは難しい。

このような状況変化が起きた場合、元配偶者に養育費の増額請求をできます。

元妻「養育費を増やしてくれたら助かる。」
元夫「月1万円の増額が限界だけどそれでもいいかな?」

養育費の増額請求は自分から元夫に申入れをして、
このように元夫が受入れてくれたら増額が決定となります。

ただ元夫が増額を受入れてくれないケースもあるので、
そうなると2つの選択肢(諦める又は調停の申立)から選ぶことになります。

養育費の増額請求を諦めるということは現状維持ということです。

一般的に増額請求は元夫の負担が増えるので、
受入れてくれる可能性は低く拒否されるケースがほとんどです。
例)今でも生活がギリギリだから養育費は増やせない。

離婚後の状況変化を防ぐ方法はある?

この状況変化というリスクを回避する方法として、
②③④については入院保険や学資保険に加入するという対策があります。

例えば、いざという時に備えて入院保険に加入していれば、
入院費用の支払後に余った給付金を入院期間中の収入として充当できます。

なお、学資保険については保険料が高いという問題がありますが、
当事務所には学資保険を絡めた合意をされるご依頼者様が意外と多いです。
多い理由についてはお気軽にお問合わせ下さい。

ただ①に関してはリスクを回避する方法はありません。
これだけはどうしようもないので増額請求が叶う努力が必要です。

最後に離婚時に養育費の条件を書面に残した場合で、
離婚後の増額請求が受入れられた時は変更に合意した書面を残して下さい。
例)元夫と元妻は養育費を3万円から4万円に変更することで合意した。

この書面は離婚協議書、又は離婚公正証書と言いますが、
変更に合意した書面を作らなかった場合、トラブルの種となります。
例)変更に合意してから3か月後、増額を受入れた記憶はないと言われる。

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)

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現在60本のコラムがあり数分で読めるので、是非ご覧下さい。

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