離婚の問題や疑問を解決するコラム

離婚協議書を作る上で押えておくべきポイント

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 大切な2つのポイントとは?
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

離婚協議書作成のポイントをお伝えさせて頂きます。

大切な2つのポイントとは?

① 合意した条件は全て書く
② 清算条項と通知義務の合意は必須

協議離婚は夫婦間の話し合いで進めていくので、
100組の夫婦がいれば100通りの離婚条件が生まれます。
例)財産分与として夫名義の預金を50%ずつ分配する。

主な離婚条件として養育費、慰謝料、財産分与などがあり、
各夫婦によって離婚条件の数(種類)は多い、少ないと差があります。
例)子供の将来を考えて養育費の条件を10個決める。

仮に夫婦(自分達)で離婚協議書を作ると決めた場合、
離婚条件の数が多いと手間だと考えて細かい条件を省略するケースがあります。
例)電化製品の種類が多いから動産の財産分与の条件は省略する。

離婚協議書には離婚後のトラブルを防ぐという証拠力があるので、
たとえ面倒だと考えても①合意した条件は全て書くことが大切です。
注)離婚公正証書を作る場合でも同じように全て書いて下さい。

書かない(省略する)ということは口約束と同じ扱いなので、
時間と労力をかけて作った離婚協議書の効果が半減することに繋がります。

次に離婚の話し合いは以下のようにお金の話がメインテーマなので、
清算条項や通知義務の条件まで頭が回らないというご依頼者様が多いです。

中には清算条項や通知義務という条件を知らない方もいらっしゃいます。

例1「養育費(お金)はいくら払ってくれる?」
例2「慰謝料(お金)は一括で払ってもらえるかな?」

仮に養育費支払(分割払い)の合意ができた場合、
支払終期まで支払者(主に夫)の情報を把握しておくことは大切です。

この情報とは住所地、電話番号、メールアドレスなどで、
支払期間中に変更があれば親権者(主に妻)に通知することを通知義務と言います。
例)住所地の変更(引越し)があれば10日以内に親権者へ通知する。

離婚協議書に電話番号の通知義務を入れておかないと、
不払いが起きた時、直ぐに支払確認(催促)の電話をかけることができません。

そして離婚後に起きる不要なトラブルを防ぐためにも、
「合意した条件を蒸し返しません」という清算条項の合意も大切です。

なぜなら清算条項の条件の合意をしていなかった場合、
時間をかけて合意した条件をひっくり返せる(蒸し返す)ことになるからです。

こういう訳で離婚協議書を作る場合は、
お金の条件だけではなく細かい条件にも目を配るようにして下さい。

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)

離婚の疑問を解決するコラムの目次はこちらにあります。
現在60本のコラムがあり数分で読めるので、是非ご覧下さい。

【関連ページ】
協議離婚の進め方と成立期間や条件
養育費と公正証書の書き方
離婚慰謝料と公正証書の書き方
離婚の財産分与と住宅ローンの関係
通知義務と公正証書の書き方
清算条項の書き方と文例

当事務所では離婚チェックシート(全63項目)を利用すると同時に、
十分なヒアリングを通して、離婚協議書や離婚公正証書を作成しております。
また無料相談も実施しているのでお気軽にご利用下さい。