離婚の問題や疑問を解決するコラム

公証役場と離婚の関係をわかりやすく解説

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 公証役場は何ができる?
○ 公証役場はどこにある?
○ 公証役場には予約をしてから行くべき?
○ 離婚公正証書はどのような流れで完成する?
○ 離婚条件のチェックを受けた日に作れる?
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

公証役場と離婚の関係に関してご依頼者様から頂くご質問を回答します。

公証役場は何ができる?

離婚する(した)夫婦が合意した離婚の条件について、
書面化(離婚公正証書)してくれる場所が公証役場となります。

離婚公正証書は離婚前に作ることが望ましいですが、
元夫婦が作成に同意した場合は離婚後に作ることも可能です。

なお、公証役場では離婚公正証書だけではなく遺言などの書面も作れます。

公証役場はどこにある?

公証役場は全国各地にあります。
インターネットで「公証役場 地域名」で検索すればヒットします。

ちなみに離婚公正証書作成に住所地管轄はありませんが、
離婚後に問題が生じた場合を考えて最寄の公証役場で作ることをお勧めします。
例)大阪市に住んでいるけど枚方市の公証役場で作成する。

何事にも言えますが近くで作る方がメリットは多いです。

なお、離婚公正証書の代理作成を利用する場合は遠距離になりやすいので、
代理で作るメリットとデメリットを比較検討した上でどうするか決めて下さい。
(※ 当事務所では離婚公正証書の代理作成に対応しています。)

公証役場には予約をしてから行くべき?

離婚公正証書は公証役場にいる公証人が作ります。
公証人が出張していることもあるので予約してから行くべきです。

ちなみに予約が詰まっている場合、対応してもらえない可能性があります。

離婚公正証書はどのような流れで完成する?

先ずは夫婦間で養育費など離婚条件の合意をしている必要があります。
例)養育費は毎月4万円で高校卒業の月まで支払う。

次に公証人に合意した離婚条件のチェックをしてもらいます。
そして不備がなければ離婚公正証書の原稿(案文)作成に着手してくれます。

なお、離婚条件は口頭ではなく書面で伝えることをお勧めします。
口頭だと伝え漏れのリスクがあります。この書面は原案と呼ばれています。

最後にご夫婦が完成した原稿に納得すれば離婚公正証書の完成です。
ご夫婦揃って公証役場に出向き離婚公正証書に署名と押印を行います。

公証役場へは離婚条件のチェック、作成日、最低でも計2回足を運びます。

離婚条件のチェックを受けた日に作れる?

離婚公正証書の原稿作成に時間がかかるので、
合意した離婚条件のチェックを受けた日に完成させることは難しいです。

4つ目で触れましたが公証役場へは最低でも2回足を運ぶ必要があります。

ただ当事務所がお願いしている公証役場ではありませんが、
過去に1度だけ「当日作成ができた」という話をご相談者様から伺いました。
注)どこの公証役場か聞いていないので参考情報とお考え下さい。

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)

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現在60本のコラムがあり数分で読めるので、是非ご覧下さい。

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十分なヒアリングを通して、離婚協議書や離婚公正証書を作成しております。
また無料相談も実施しているのでお気軽にご利用下さい。