離婚公正証書完成までの流れが分かるコラム

不倫慰謝料について協議する|第12話

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 登場人物(物語スタート)
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するために、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。

物語は全17話ありますが1つ1つが読みやすくなっています。
(※ これを読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。)

【登場人物】

夫 鈴木 四朗(会社員)
妻 鈴木 久子(会社員)

久子は四朗に伝えたい離婚条件をまとめることができたので、
日程調整を行い2回目の離婚の話し合いに臨むことになりました。

前回同様、四朗は反省している様子だったので、
久子も感情的にならず冷静に離婚条件を伝えようと思いました。

【久子が考えた離婚の条件】

◇ 慰謝料を一括で100万円受取る
◇ 慰謝料を分割で50万円受取る
◇ 離婚公正証書の作成

今回も久子は離婚条件をまとめたメモを用意していたので、
四朗に渡して読んでもらってから話し合いを始めるようにしました。

久子が離婚の話し合いを通じて学んだことは、
離婚条件をメモに書くことは効率良く進める方法ということでした。

一方、四朗も久子と同じように考えていて、
2人にとってメモは良いクッションになっていると感じました。

1回目の話し合いで財産分与の合意はできているので、
今回のメインテーマは不倫の慰謝料請求と離婚公正証書の作成となります。

四朗「1回目とは違う条件だな。」
四朗「離婚公正証書の作成ってなんだろう?」

四朗はじっくりと久子が書いた離婚条件を読みながら、
1回目とは違う条件を提示されて驚きましたが話を聞こうと思いました。

そして個別条件(慰謝料と離婚公正証書)の話し合いが始まりました。

久子「分割払いは5万円×10回でいい?」
四朗「提案を了承してくれてありがとう。問題ないです。」

元々、四朗から慰謝料の分割払いを提案していたので、
特に2人の間で揉めることはなく直ぐに合意することができました。

四朗「毎月5万円なら払うことができる。」

久子が不安を覚えていた毎月の支払額についても、
四朗の収入をベースに考えていたので納得している様子でした。

ちなみに四朗は自分の預金から慰謝料を払う予定なので、
一括払いの100万円については離婚前に渡すという合意ができました。

不倫の慰謝料支払は一括で100万円、分割で50万円となりました。

そして最後に離婚公正証書作成についての話し合いを始めました。

久子「離婚公正証書を作ってもいいかな?」
久子「慰謝料の分割払いの保険として作りたい。」

久子は慰謝料の不払い対策として作りたいという意思に加えて、
離婚公正証書を作るメリットとデメリットについて嘘偽りなく伝えました。

四朗は不倫の慰謝料を払いたいという意思を持っていたので、
久子が望むのであればという思いで直ぐに離婚公正証書の作成を受入れました。

こうして慰謝料支払と離婚公正証書作成の合意ができたので、
2回目の話し合いは終了となり同時に全ての離婚協議も終えました。
(第12話終了)

離婚の話し合いが終了|離婚までの道のり13話もご覧下さい。
(※ 離婚までの道のり全17話の目次はこちらにあります。)

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)