離婚の問題や疑問を解決するコラム

お金の財産分与で注意すること

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財産分与は不動産、お金、動産が対象になりますが、
今回はお金の財産分与の注意点について↓で解説していきます。

動産とは電化製品や家具を言います。

【注意点とは】

① 夫名義の預金通帳の取扱
② 子供名義の預金通帳の取扱

お金の財産分与とは結婚中に蓄えた預金の分配を言います。

夫名義の預金の財産分与の注意点としては、
名義人が夫という理由だけで、全て夫のお金になる訳ではありません。
(例 夫が自分名義の預金は分配しないと主張してくる。)

つまり名義人に関係なく財産分与の対象になるので、
預金残高を確認してから、分配割合について話し合うことになります。
(例 夫名義の預金200万円を100万円ずつ分配した。)

分配する財産を難しい言葉で『共有財産』と言います。

但し、結婚前(独身時代)から各人が貯金していたお金は、
基本的に財産分与の対象にならないので、分配する必要はありません。
(例 夫が独身時代に貯めていたお金は夫の財産になる。)

分配しなくていい財産を難しい言葉で『特有財産』と言います。
財産分与の話し合いでは、共有財産と特有財産の違いを理解して下さい。

ちなみに協議離婚は夫婦間の話し合いで進めるものなので、
夫婦間で話し合った結果、例1や例2のような結論を出してもいいです。

例1「夫名義の預金を50%ずつ分配する。」
例2「夫名義の預金の全てを妻が取得する。」

つまり夫婦間の話し合いで分配割合を決定出来るので、
お互いが納得すれば例2『全て妻が取得する』という結論を出すことも可能です。
(例 離婚後の妻の生活資金を考慮して、妻に預金全額を渡す。)

これがお金の財産分与に関する1つ目の注意点です。

次に子供名義の預金は預金理由に応じて結論が変わります。
分かりやすいように例3と例4の事例を交えながら解説していきます。

例3「毎月の生活費の余りを子供の通帳に入れておこう。」

例3のように生活費の余剰金を入金する夫婦は多いです。
このお金は結婚中に蓄えたと言えるので、財産分与の対象になります。

つまりこのお金は財産分与における共有財産となります。

例4「お年玉は子供の通帳に入れておこう。」

一方、例4のようにお年玉を入金していた場合は、
子供固有の財産と言えるので、財産分与の対象になりません。

なぜなら結婚中に蓄えたお金とは言えないからです。
子供が高校生以上でアルバイトをしていて貯めたお金も同じ扱いです。

これがお金の財産分与に関する2つ目の注意点です。

こういう訳でお金の財産分与の話し合いを行う場合は、
そのお金を得た時期や過程を判断してから、臨むようにして下さい。

この判断を誤った場合、話し直しというトラブルに巻込まれます。
(例 特有財産を分配していることに気付いて、離婚の時期が延びた。)
(終わり)

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