離婚チェックシートを使えば効率良く離婚協議が進みます

離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。

〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)

2010年に開業以来、様々なご相談とご依頼を受けてきました。
この経験をこのページにてお伝えするので、これから協議離婚を考えている方にとって有益な情報となれば幸いです。

【目次】

離婚チェックシートのことを知りたい方へ
離婚チェックシートとは?
効率良く離婚協議を進めることができる理由
離婚チェックシート回答後の流れ
離婚チェックシートの使い方

当事務所に離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
オリジナルの離婚チェックシートの送付、内容説明から始めています。

ここでは離婚チェックシートの内容、使い方などについてわかりやすくお伝えします。

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離婚チェックシートのことを知りたい方へ

離婚チェックシートの内容を解説します

ここでは当事務所の経験を反映したオリジナルの離婚チェックシートについてお伝えします。

離婚チェックシートとは?

① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用
注)離婚チェックシートのみの販売は行っておりません。

離婚チェックシートに掲載されている内容は離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なものやあまり知られていないものなど数多くあります。これらを整理したものが離婚チェックシートです。

これまでの経験を反映できるように何度も改訂しています。
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な情報は全て網羅しています。

つまりご夫婦(自分たち)で離婚情報を集める時間を省略できるので、
離婚協議書や離婚公正証書の完成、離婚届の提出時期を早めることができます。

当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。

なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。

離婚チェックシートはわかりやすさを意識して作っています。
以下の例1~例5のように○×回答形式を多く採用しシンプルな構成にしています。
注)一部手書き回答の項目もございます。

〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「養育費の支払終期はいつまで?(選択肢は5つ)」
例2「養育費は一定額ではなく加齢加算にしますか?」
例3「進学費用などについて定めますか?(選択肢は4つ)」
例4「面会交流の条件に中傷禁止条件を入れますか?」
例5「家具家電など動産の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」

なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。

効率良く離婚協議を進めることができる理由

妻「養育費は加齢加算に変更したい。」
夫「終期まで月3万円で合意したのに条件変更するの?」

協議離婚は夫婦間の話し合いをベースに進めていきます。
協議中に新しい情報を得るたびに条件変更の再協議という二度手間が起きやすいです。

ここでは妻からの提案例をお伝えしましたが、夫から提案するケースもあり得ます。

再協議という二度手間は効率の悪い離婚協議となります。
効率が悪いと双方に精神的、肉体的な負担がかかることになります。

この効率の悪い離婚協議は離婚チェックシートがあれば回避できます。

〈どうして回避できる?〉
妻「12番の加齢加算はどうする?」
夫「×にしてほしい。その代わり13番は○でいいよ。」

こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。

離婚チェックシート回答後の流れ

① 正式なご依頼
② 離婚チェックシートの内容説明(60分~90分)
③ 離婚チェックシートに回答
④ 回答内容の打合せ(20分)
⑤ 離婚協議書又は離婚公正証書の1回目原案作成

原案とは回答した条件を整理して文書化したものです。
例)甲は、乙に対し、長女の養育費として・・・。

当事務所では1回目原案作成後、ご夫婦が納得できる(最終合意)まで何度でも原案を作り直します。もちろん追加料金は発生しません。

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離婚チェックシートの使い方

離婚チェックシートの使い方は3パターンあります

離婚時の状況、自分の性格に応じて柔軟な使い方ができます。
以下①~③の内どれが正解という訳ではないのでよく考えて決めて下さい。

離婚時の状況や自分の性格とは?

① 言葉で条件を伝えるのが苦手な方
② 冷静に夫婦間協議ができる状況の方
③ 離婚後に後悔しないために最終確認をしたい方

先ず①言葉で条件を伝えるのが苦手な方についてお伝えします。

協議離婚は夫婦間の話し合いをベースに進めます。
つまり自分で配偶者に対して希望する離婚条件を伝えることになります。
例)養育費は月4万円、面会交流は月1回の実施を希望する。

ただ自分の気持ちや希望条件を頭の中で整理して配偶者に伝えるのが苦手な方もいます。

このケースでは1人で離婚チェックシートに回答します。
そして自分の希望をまとめた1回目原案を作り、以下のように進めることができます。

〈どのような進め方?〉
妻「私の希望は原案にまとめたから読んでほしい。」
夫「原案が叩き台ということだね。読んでから返事をするよ。」

なお、この進め方の場合は1回目原案の内容が全て通る可能性は低いです。
夫婦間協議の過程で修正、削除といった原案の内容変更は起きやすくなります。
例)養育費は月4万円で構わないけど面会交流は月2回を希望する。

つまり原案を作り直す回数は増える(時間がかかる)ことになるので、
離婚届の提出を急いでいる方にとってはお勧めできない使い方と言えます。

次に②冷静に夫婦間協議ができる状況の方についてお伝えします。

この状況のご夫婦の場合、以下のように2人で離婚チェックシートを確認回答をしながら進めることができます。

〈どのような進め方?〉
妻「面会交流の1番は○でいいかな?」
夫「○で構わないけど5番と6番は×にしてほしい。」

このケースではご夫婦の希望が反映された1回目原案ができます。
原案の内容で再協議を行う可能性は低く、原案の内容変更は起きにくいです。

つまり離婚協議書や離婚公正証書の完成が早まります。
①とは異なり離婚届の提出を急いでいる方にとってはお勧めできる使い方と言えます。

最後に③離婚後に後悔しないために最終確認をしたい方についてお伝えします。

離婚協議書や離婚公正証書原案をご夫婦(自分たち)で作成した場合、
書き漏れなどの不備を心配して離婚チェックシートを最終確認資料として使うことができます。

このケースでは自作した原案の内容がポイントになります。
以下のように原案の内容の質が低い場合、ゼロベースから作り直す可能性が出てきます。

〈ゼロベースから作り直す状況とは?〉
妻「養育費の条件が18個もあるとは知らなかった。」
夫「離婚協議をやり直した方がお互いにとって良いと思う。」

ご夫婦で原案を作成する場合、ウェブ上のひな形を丸ごとコピペするケースが多くゼロベースから作り直すという決断をされる方が多いです。

なお、原案の内容の質が高い場合は微修正レベルで終えることができます。

以上のことから当事務所オリジナルの離婚チェックシートはご夫婦の状況、性格に応じて色々な使い方ができるようになっています。

離婚チェックシートについて更に詳しく知りたいという方は当事務所が運営している別サイトをご覧下さい。

ご依頼者様から好評のためチェックシートに特化したウェブサイトを用意しました。
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