慰謝料と公正証書の関係についてお伝えします。

浮気慰謝料の文例

慰謝料の相談は行政書士にお任せ下さい

1 甲は乙に対し、
慰謝料として金120万円を
支払う義務があることを認め、
金120万円の内80万円については、
平成27年12月20日にを乙に交付した。

残り金40万円については、
平成28年1月から平成28年8月まで、
8回に分割して5万円を毎月15日限り、
乙の口座に振込み送金して支払う。

2 甲は
慰謝料の分割金の支払いを
怠れば直ちに期限の利益を失い、
慰謝料全額(既払分があれば控除)
を直ちに支払う。

【1】慰謝料の原因について

慰謝料の合意が出来て公正証書を作る場合は、
発生理由を明確にする為にも原因を書くことが望ましいです。
(例 甲の不貞行為(浮気)を原因として、慰謝料として金120万円・・・)

【2】慰謝料の金額について

浮気慰謝料の金額は協議で自由に決定出来ますが、
相手の支払能力を考えた上で結論を出す必要があるので、
当事務所から具体的な金額(相場)をお伝えすることが難しいです。

当事務所のご依頼者様の結果を見ても、
浮気慰謝料については50万円~300万円と幅広く分かれています。

浮気が原因の場合は感情的になり、高額な請求を求めがちですが、
相手の支払能力に合った金額でないと、未払いへと繋がるのでご注意下さい。

【3】慰謝料の前払い分について

前金(80万円)については離婚前に貰えるので、
わざわざ書く必要がないと考えている方が多いですが、
離婚後のトラブルを防ぐ証拠として役立つので、必ず書いて下さい。
(注 仮に一括で支払った場合も書くようにして下さい。)

「浮気の慰謝料を貰った記憶がないから80万円払って下さい。」
乙に悪意があればこのような嘘も言えるので、書く意義は十分あります。

【4】慰謝料の分割払いについて

浮気慰謝料の分割払いでは、強制執行(差押え)の為にも、
支払期間・分割回数・金額・支払日、以上4点は必ず書くようにして下さい。

【5】期限の利益の喪失事項について

期限の利益の喪失事項を簡単に解説すると、
慰謝料の支払いを怠れば、残額を一括請求されても構いませんという合意です。
(注 他の喪失事項の文例は割愛させて頂きます。)

期限の利益とは、本来一括で支払うべき浮気慰謝料を
分割払い(分割という猶予期間=利益を受けた)に出来たということです。

この文言がなければ、強制執行時に大きな不利益が生じるので、
浮気慰謝料の分割と期限の利益の喪失事項はセットで協議するようにして下さい。

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離婚慰謝料の請求理由

全ての夫婦が慰謝料請求を出来る訳ではありません

【目次】

● 離婚慰謝料の請求理由
● 離婚後に浮気の慰謝料を請求するリスク
● 浮気の慰謝料の相場
● 慰謝料を一括でもらえる可能性
● 浮気相手に慰謝料請求するための条件
● 慰謝料請求の流れ

離婚慰謝料の請求は婚姻期間中に
配偶者から受けた肉体的・精神的苦痛をお金で解決することです。

【慰謝料を請求出来る離婚原因】

① 配偶者の不貞行為(浮気・不倫)
② 配偶者からのDV

全ての夫婦が慰謝料請求を出来る訳ではなく、
離婚に至った原因によって、請求の可否が決まり、
主に①や②が原因の場合は慰謝料請求を行うことが可能です。

例えば離婚原因の中で最も多いと言われている、
性格(価値感)の不一致の場合は慰謝料請求が出来ないのでご注意下さい。
(例 相手が何を考えているか分からないから離婚を決意した。)

ちなみに慰謝料の請求期限は、原則離婚後3年以内(時効)となっております。

【離婚後に浮気の慰謝料を請求するリスク】

① 協議に応じてくれない
② 協議が平行線で妥協せざるを得ない
③ 協議中なのに浮気相手と生活している

浮気を原因とする慰謝料請求は離婚後でも可能ですが、
このようなリスクがあるので、離婚前に終えることが望ましいです。

夫「浮気相手には請求しないで欲しい。」
夫「その代わり、慰謝料は多めに払うから。」

ちなみに浮気相手に慰謝料請求をすることも可能ですが、
このように浮気相手を庇う配偶者がしばしばいらっしゃいます。

複雑な気持ちになることは十分理解出来ますが、
慰謝料は離婚後の生活費に充当出来るので、割切ることも大切です。

尚、浮気相手に慰謝料請求をする場合は、
直接会って交渉する必要があり、精神的な負担を背負う覚悟が必要です。

浮気相手と対峙することに抵抗感がある場合は、
報酬の支払いが生じますが、弁護士への依頼も検討して下さい。

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浮気の慰謝料の相場

慰謝料の相場をお伝えすることは難しいです

【慰謝料金額の計算方法】

◇ 自由に決定出来る
◇ 現実的な金額で合意する

協議離婚は夫婦間の話し合いで進めるので、
浮気慰謝料の金額についても、協議で自由に決定することが出来ます。

「浮気慰謝料の相場はいくら位が妥当ですか?」

ただ自由に決めれるといっても相場を知りたい方が多く、
このようなご質問を多々頂きますが、具体的な金額を伝えることが難しいです。

なぜなら浮気慰謝料の支払いは分割払いになるケースが多く、
相手の資力を考慮した上で決定しないと、結局は未払いへと繋がるからです。
(例 年収1000万円と300万円の方では、払える金額に差が生じます。)

特に浮気を原因とする慰謝料請求の場合は、
浮気をされた側の立場が強く、無理な金額で合意するケースが多いです。
(例 浮気をしたあなたが悪いから、慰謝料はたくさん払ってもらう。)

こういう訳で当事務所のご依頼者様の中でも、
浮気慰謝料の金額は50万円~300万円の間で決定という大きな幅があります。

最後に養育費の相場は算定表を利用出来ますが、
浮気慰謝料の相場を考える場合、このような算定表はありません。

【慰謝料を一括でもらえる可能性】

◇ 一括でもらうことが最善
◇ 現実的には分割払いになることが多い

浮気慰謝料の話し合いで一番良い結論としては、
離婚届を提出するまでに一括で支払を受けることです。

なぜなら一括払いだと未払いのリスクが0となり、
特に専業主婦の場合、慰謝料を離婚後の生活費に充当出来るからです。

ただ現実的には一括で払えるだけの現金がないケースが多く、
慰謝料のために借金をしてまで払う方もまずいらっしゃらないので、
「毎月3万円を30回に分けて払う」といった分割払いで落ち着くことが多いです。

「分割払いだと未払いのリスクが心配です。」

浮気慰謝料の未払いの確率を下げる方法として有効なのは、
いざという時に強制執行(差押え)が出来る離婚公正証書を作ることです。
(注 公正証書を作っても、慰謝料の支払が100%確保される訳ではありません。)

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浮気相手に慰謝料請求をするためには

浮気相手に慰謝料請求をする方法

【浮気相手に請求するための条件】

① 浮気(不倫)は性行為を指す
② 浮気相手が配偶者を既婚者だと知っていた
③ 浮気を認めさせる有力な証拠

浮気相手に慰謝料請求をする場合、
①~③の条件を満たしていないと請求することが難しいです。

先ず①浮気(不倫)は性行為を指すので、
食事や映画に行っただけでは、浮気慰謝料の請求は出来ません。

次に②配偶者が浮気相手に未婚だと言ったいた場合、
浮気相手に慰謝料請求が出来ない可能性があるのでご注意下さい。
(※ このケースでは配偶者に浮気慰謝料の請求を行います。)

最後に浮気相手が浮気を認めない可能性もあるので、
ホテルへ出入りしている写真等の有力な証拠を準備する必要があります。

【浮気慰謝料請求の流れ】

① 浮気の発覚
② 浮気相手と話し合う環境を作る
③ 具体的な金額の話し合い
④ 慰謝料金額の決定&支払い

先ず慰謝料請求をするためには浮気相手との交渉が必要なので、
自分で連絡を取って会うという、②話し合いの場を作ることになります。
(注 自分で交渉する自信がない場合、弁護士に依頼することになります。)

最後に具体的な浮気慰謝料の金額の合意をして、
支払いが完了したら、浮気相手への慰謝料請求は終了となります。

「平成29年1月10に慰謝料として金100万円を支払った。」

尚、将来のトラブルを防ぐために支払いが完了したら、
こういった主旨を記載した証拠書類(示談書)を作ることをお勧めします。