
離婚までの道のり第13話(最終話)

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。
〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)
離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。
【目次】
○ 物語の登場人物
○ 第13話「離婚公正証書作成後に離婚届提出」スタート
○ 離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?
この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。
物語の登場人物
夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)
四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。
2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。
第13話「離婚公正証書作成後に離婚届提出」スタート
公証役場から離婚公正証書の原稿(案文)が届いてから2週間後、ついに離婚公正証書作成日を迎えました。
四朗と久子は共に会社員なので有給を使って公証役場に行きました。
3週間前の相談日に2人で出向いていたため、前回より緊張はしていませんでした。
〈ワンポイントアドバイス〉
・離婚公正証書の必要書類は夫婦ごとに異なる。
・本人確認書類として運転免許証やマイナンバーカードが必要。
・婚姻確認書類として戸籍謄本(全部事項証明書)が必要。
公証役場に提出する必要書類は相談日に確認をしていたので問題なく準備できました。戸籍謄本はコンビニで取得できたので便利だと感じました。(コンビニで戸籍謄本を取得できないケースもあるのでご注意下さい。)
公証役場に到着後、別室に案内され離婚公正証書の内容を確認し、公証人から読み聞かせ(離婚公正証書の内容説明)を受けた後、2人で署名をして完成しました。時間にして30分程でした。
〈久子の心情〉
・やっと完成した。
・思っていたよりあっさりと終わった。
作成日が平日ということで日程調整に苦労をしましたが、久子は無事に離婚公正証書が完成して安堵しました。(代理人を立てない限り、平日に夫婦揃って出向く必要があるのでご注意下さい。)
〈ワンポイントアドバイス〉
・四朗は公正証書謄本を受取る。
・久子は公正証書正本と送達証明書を受取る。
公証人からは公正証書と送達証明書は大切に保管するように言われました。(債権者は正本と送達証明書、債務者は謄本を受取ります。)
四朗「予定より早く終わったね。」
久子「そうだね。それじゃー明日役所に行こう。」
離婚公正証書作成後、2人は役所に出向いて離婚届を提出しました。離婚届には不備がなく受理されたので協議離婚が成立しました。
四朗「傷つけて申し訳なかった。」
四朗「約束通り、慰謝料は払っていきます。」
役所から出た後、四朗は改めて久子へ謝罪をしました。
そして2人は夫婦から他人となり、それぞれが新しい人生を迎えることになりました。
久子は四朗の不倫は許せないけど、反省していることは伝わりました。
〈離婚届提出後の久子の心情〉
・まだやることが残っている。
・大変だけど、もう少し頑張らないといけない。
協議離婚は離婚届を提出することで成立しますが、久子は離婚後にしかできない手続きがあることを知っていました。
久子は離婚に伴い旧姓に戻ったり本籍も変わったので、運転免許証、パスポート、銀行口座などの変更手続きが必要となります。
これらの手続きを全て終えると本当の意味での協議離婚の終了となります。
(第13話(最終話)終了)
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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。
この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。
〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。
この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。
離婚チェックシートとは?
① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用
当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。
なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。
離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。
〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」
離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。
なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。
補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。
こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。
詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。
