離婚公正証書完成までの流れが分かるコラム

離婚条件をまとめる|第3話

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 登場人物(物語スタート)
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するために、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。

物語は全17話ありますが1つ1つが読みやすくなっています。
(※ これを読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。)

【登場人物】

夫 鈴木 四朗(会社員)
妻 鈴木 久子(会社員)

久子はウェブサイトから集めた情報を整理して、
四朗に対して伝える離婚の条件をまとめることができました。

四朗に離婚の意思を伝えてから約1週間程度で終えました。
質の良いウェブサイトに出会えたことが短期間でできた理由でした。

【久子が考えた離婚の条件】

◇ 預金は折半しない
◇ 不倫の慰謝料は150万円を請求する

先ず協議離婚は夫婦間の話し合いをベースに進めるので、
慰謝料や財産分与などの離婚条件は夫婦間で自由に決めることができます。

財産分与は折半(半分)が公平だと記載されていましたが、
共働きだったので預金については折半以外の条件を検討しました。

久子「四朗の預金残高は知らないな。」
久子「財産分与で預金を分配してほしいとは思わない。」

婚姻期間中、共働きということで生活費は折半して、
残ったお金は各自で管理していたので双方が他方の残高を知りません。

また久子は四朗の残高を知りたいとは思いませんでした。

その結果、仮に四朗の預金が多くても折半で分配せずに、
夫名義の預金は夫、妻名義の預金は妻が取得するという条件を考えました。
(※ この条件で合意する共働きのご夫婦は多いです。)

そして今回の離婚原因は四朗の不倫(不貞行為)なので、
久子は精神的苦痛に対する慰謝料の請求を行うつもりですが、
具体的な金額については四朗の対応を見てから決めようと考えました。

久子「一応150万円をベースに考えよう。」
久子「四朗が本当に悪かったと反省しているか見極めたい。」

ただ何も決めていないと話し合いの効率が悪いので、
慰謝料の金額として暫定的に150万円と設定することにしました。

離婚の条件もまとまったのでいよいよ話し合いの始まりです。(第3話終了)

離婚前の別居を考える|離婚までの道のり4話もご覧下さい。
(※ 離婚までの道のり全17話の目次はこちらにあります。)

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「預貯金はどのように分配しますか?(選択肢は3つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」

例1や例2のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)