離婚の話し合いを終えた気持ち｜離婚までの道のり１０話

物語の登場人物

夫 鈴木 四朗（会社員）（神奈川県出身）
妻 鈴木 久子（会社員）（大阪府出身）

四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から１年後に結婚をした５年目の夫婦です。

２人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。

第１０話「離婚の話し合いを終えた気持ち」スタート

２度目の条件協議で全ての離婚条件に合意できたので夫婦間の話し合いは全て終了となりました。

〈１度目の条件協議で合意した内容〉
・自分名義の預貯金は自分が取得する。
・動産（家具家電）は久子が優先的に取得する。

〈２度目の条件協議で合意した内容〉
・慰謝料１００万円は一括で受取る。
・慰謝料５０万円は分割で受取る。
・離婚公正証書を作成する。

久子が四朗の不倫現場を目撃してから夫婦間の話し合い終了まで約１か月かかりました。

協議離婚は夫婦間の話し合いで進めるため全ての条件合意までにかかる時間はバラバラです。１か月で終える夫婦もいれば１年以上かかる夫婦もいます。

〈久子の心情〉
・想像より早く終えることができた。
・無事に話し合いを終えることができてよかった。

久子は四朗との条件協議が想像より早く終えることができて安堵しました。

今回、離婚原因は四朗の不倫ということもあり四朗に非があったことから、条件協議の場では久子の希望がほとんど叶う結果となりました。

〈ワンポイントアドバイス〉
・夫婦間協議の結果、１００対０になるケースは少ない。
・双方の希望条件のすり合わせを行い５０対５０に近づいていく。

久子にとって慰謝料は一部分割払いということで想定外の結果となりましたが、離婚公正証書の存在を知ることができたので最終的に満足できました。

〈久子の心情〉
・今でも不倫したことは許せない。
・ただ夫婦間の話し合いでは誠実に対応してくれた。

久子は四朗の裏切りに対する気持ちは消えないけど、条件協議の場では誠実な対応をしてくれたので感謝の気持ちもありました。怒りと感謝がまざって変な気持ちになりました。

久子「あとは離婚公正証書を作れば終わりだ。」

そして久子は離婚公正証書を作るために公証役場に電話をしました。

〈ワンポイントアドバイス〉
・離婚に伴い、夫婦から他人になる。
・子どもがいない場合、完全に他人になることはできる。
・子どもがいる場合、親子関係は続くため完全に他人になるのは難しい。

（第１０話終了）

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。

この離婚条件の情報はご夫婦（自分たち）で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。

〈問題や疑問とは？〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・ＡサイトとＢサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。

この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。

離婚チェックシートとは？

① 計１３ページ６３項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用

当事務所では２０代～４０代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。

なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件（退職金など）は異なりますが全て対応できます。

離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。

〈離婚チェックシートの項目例〉
例１「子どもの養育費は何歳まで払う？（選択肢は５つ）」
例２「子どもとの定期面会はどうしますか？（選択肢は３つ）」
例３「預貯金の財産分与の分配方法は？（選択肢は３つ）」
例４「通知義務の通知方法はどうしますか？（選択肢は６つ）」

離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。

なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。

補足として＋ａの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ１０個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。

こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。