離婚公正証書完成までの流れが分かるコラム

離婚までの道のり第4話

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。

〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)

離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。

【目次】

物語の登場人物
第4話「両親に離婚報告をする」スタート
離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。

物語の登場人物

夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)

四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。

2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。

第4話「両親に離婚報告をする」スタート

久子は離婚条件を整理してまとめることができて離婚前別居の結論も出たため、両親が住む大阪の実家に出向きました。

義父は仕事で不在のため、母へ離婚報告をすることになりました。(母親は離婚してから10年後に再婚をしています。)

当初、久子は離婚報告について親に言うタイミングで悩みましたが、夫婦間の条件協議後だと離婚届提出直前になり両親は心の準備ができないと考えて、夫婦間の条件協議前というこのタイミングで言うことにしました。

そして久子は母親に四朗の不倫現場を目撃したこと、四朗が不倫を認めたので離婚することを決めたと報告しました。

母親は四朗の性格を知っていたので驚いていましたが、久子の話をじっくりと聞いてくれました。

久子「ごめんね。悲しい報告をすることになって。」
母親「あなたが謝る必要はない。それにしても許せない。」

母親も久子の実父とは不倫が原因で離婚していたため、久子の気持ちは十分理解できて久子以上に怒りを覚えました。

久子は母親が怒っていることにすぐ気付きました。

母親は久子が10歳の時に離婚をして母子家庭として育ちました。このことから2人の絆は深く、母親の怒っている様子を見て申し訳ない気持ちで一杯になりました。

久子「本当にごめんね。」
母親「何か協力できることはある?」

最初、久子は母親が協力をしてくれたら条件協議の場で助かると考えましたが、母親の怒った様子を見て感情的になりそうな気がして協力を断りました。

久子「自分で解決するから大丈夫。」
母親「わかった。何かあればいつでも声をかけて。」

こうして久子は両親への離婚報告を終えました。
そして気持ちを切替えて四朗との条件協議に臨むことになりました。

〈ワンポイントアドバイス〉
・条件協議の場に両親が同席するケースはあります。
・両親がいると冷静に条件協議ができる可能性が高いです。
・ただ両親が口を挟むと逆にまとまらない可能性が出てきます。
・あくまでも両親は見守るという立場でいることが大事です。

(第4話終了)

離婚条件の話し合いに臨む|離婚までの道のり5話
離婚成立までの道のり(流れ)を物語で解説|離婚物語の目次

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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

離婚チェックシートの見本

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。

この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。

〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。

この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。

離婚チェックシートとは?

① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用

当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。

なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。

離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。

〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」

離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。

なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。

補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。

こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。

詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。