離婚公正証書完成までの流れが分かるコラム

離婚までの道のり第5話

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。

〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)

離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。

【目次】

物語の登場人物
第5話「離婚条件の話し合いに臨む」スタート
離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。

物語の登場人物

夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)

四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。

2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。

第5話「離婚条件の話し合いに臨む」スタート

久子は四朗に離婚条件をまとめて整理したことを伝えて、翌日から条件協議を始めることを確認しました。

〈四朗の心情〉
・どんな条件を言われるのかな?
・久子の話をきちんと聞くようにしよう。

四朗は離婚原因が自分にあって非があることも自覚していたため、真摯な気持ちで離婚条件の話し合いに臨むと決めていました。

一方、久子は四朗の対応(振舞い)を確認してからですが、1日でも早く離婚条件の合意ができるように冷静に臨むと決めていました。

四朗の不倫が発覚した日から2人の間に会話はありません。

久子「先に言っておきたいことはある?」
久子「どのような気持ちで私と話そうと思っている?」

久子は現時点での四朗の考えやスタンスを知りたかったので、自分でまとめて整理した離婚条件を伝える前に四朗の気持ちを問いました。

四朗「全面的に僕が悪いと思っている。」
四朗「久子の希望する条件を受け入れようと考えている。」

久子は条件協議の前に四朗の考えやスタンスの確認ができて驚きと同時に反省しているな。と強く感じました。また双方が冷静な条件協議ができる。とも感じました。

〈久子がまとめた離婚条件の一部〉
・自分名義の預貯金は自分が取得する。
・不倫の慰謝料は150万円を請求する。

久子は離婚条件をまとめて書き留めたノートを四朗に渡して読んでもらうことから始めました。今回は財産分与と慰謝料がメインテーマになります。

〈ワンポイントアドバイス〉
・条件協議は口頭だけだと伝え漏れリスクがある。
・文書ベースだと間違いが起きにくく効率がよくなる。

四朗は真剣な表情でノートの内容を読みました。

久子「私が希望する条件はどうかな?」

四朗がノートを読み終えれば、いよいよ個別条件(財産分与と慰謝料)の話し合いの開始です。

(第5話終了)

財産分与と慰謝料の話し合い開始|離婚までの道のり6話
離婚成立までの道のり(流れ)を物語で解説|離婚物語の目次

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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

離婚チェックシートの見本

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。

この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。

〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。

この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。

離婚チェックシートとは?

① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用

当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。

なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。

離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。

〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」

離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。

なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。

補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。

こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。

詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。