
離婚までの道のり第7話

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。
〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)
離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。
【目次】
○ 物語の登場人物
○ 第7話「再協議になった慰謝料を考える」スタート
○ 離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?
この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。
物語の登場人物
夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)
四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。
2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。
第7話「再協議になった慰謝料を考える」スタート
久子は1回目の条件協議で持ち越し(再協議)となった不倫慰謝料支払の条件(金額と支払方法)について考えることにしました。
慰謝料支払の条件が再協議になるとは予想外でしたが、久子は離婚後に後悔しないためにも頑張ろうと自分を奮い立たせました。
〈ウェブサイトで見たある言葉〉
・離婚協議の時間より離婚後の人生の方が長い。
久子が不倫慰謝料の情報を集めていた際、とあるウェブサイトでこの言葉を見つけ心に残っていました。
この言葉に共感していたので納得できるまで四朗と話し合おうと改めて決意しました。
〈現時点での久子の選択肢は2つ〉
① 慰謝料100万円を一括で受取って終了。
② 慰謝料100万円は一括、50万円は分割で受取って終了。
単純にお金のことだけを考えると②(総額150万円)を選ぶべきだけど、分割払いに抵抗感(1日でも早く四朗との関係を絶ちたい)があり悩みました。
久子「参考になる慰謝料の情報はないかな。」
久子は考えても考えても結論を出せずにいたため、何かよい情報はないかとウェブサイトを調べましたが、特殊なケースということで参考になる情報は見つかりませんでした。
〈ワンポイントアドバイス〉
・離婚問題は複雑なので様々な選択肢がある。
・ウェブサイトに全ての選択肢を掲載することは難しい。
・特殊ケースについては専門家に相談することが望ましい。
一般的に少しでも多く払ってほしいと考えることから慰謝料請求では②を選択する方が多いため、久子が①と②で悩んでいるのは特殊なケースと言えます。
〈久子の心情〉
・離婚後も不倫をした四朗と関わりを持ちたくない。
・仮に分割払いで未払いが起きた場合、ストレスが溜まりそう。
1回目の条件協議で四朗が反省していることはわかりました。
ただ久子には早く離婚して他人になりたいという思いが強いため、他人かお金かどちらを選ぶべきか悩み続けました。
〈久子の心情〉
・考えをまとめることができない。
・いいとこ取りできないのが厳しい。
ここまで離婚に向けて順調に進んでいましたが、久子は離婚を決意して始めて壁にぶつかりました。
そのような時に昨年離婚をした友人のことを思い出しました。
少しでもヒントがあればと考えて、1度友人に離婚相談をすることにしました。
〈ワンポイントアドバイス〉
・金銭支払の条件協議が1回で終わる可能性は低い。
・離婚後の人生を考えて後悔しない選択をすることが大事。
(第7話終了)
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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。
この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。
〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。
この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。
離婚チェックシートとは?
① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用
当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。
なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。
離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。
〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」
離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。
なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。
補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。
こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。
詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。
