離婚公正証書完成までの流れが分かるコラム

離婚公正証書の特徴や効力を調べる|第11話

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 登場人物(物語スタート)
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するために、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。

物語は全17話ありますが1つ1つが読みやすくなっています。
(※ これを読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。)

【登場人物】

夫 鈴木 四朗(会社員)
妻 鈴木 久子(会社員)

久子は離婚を経験した友人からのアドバイスをきっかけに、
早速、不倫の慰謝料支払に関する離婚公正証書について調べました。

検索サイトで「離婚公正証書」と入力して調べると、
多数のウェブサイトがヒットし色々な情報を得ることができました。

【離婚公正証書の特徴】

◇ 公証役場でしか作れない
◇ 強制執行ができる
◇ 心理的なプレッシャーを与える
◇ 慰謝料の支払率を上げることができる

久子は離婚公正証書に関する情報を集めた結果、
このような特徴や効力があることを知り、意味も理解できました。

特徴や効力を丁寧に記載しているウェブサイトが多かったです。

「不払いになると強制執行(差押え)されるから払わないといけない。」

特に不払い時に財産の差押えができる強制執行よりも、
心理的なプレッシャーを与えるという効力に魅力を感じました。

離婚公正証書にはプレッシャーと強制執行という2つの効力があり、
公正証書に似ている離婚協議書という書類にはこれらの効力がありません。

久子「近くの公証役場で作れる。」
久子「作成に係る費用も1万円程度かな。」

全国各地に公証役場があり近所で作れることを確認しました。
(※ 公証役場は特別な役所というイメージで問題ありません。)

また離婚公正証書の作成費用も想像以上に安かったので、
慰謝料の分割払いを受入れる場合は公正証書を作りたいと考えました。
注)養育費や財産分与の合意がある場合、作成費用も上がります。

久子「仕事を休まないと公証役場には行けないな。」

ただ公証役場は平日の日中しか開いていないことから、
会社員である四朗と久子には有給が必要というデメリットを感じました。
注)公証役場は土、日、祝は開いていません。

こうして久子は四朗に伝える条件をまとめることができたので、
お互いの日程を調整して2回目の話し合いに進むことになりました。
(第11話終了)

不倫の慰謝料について話し合う|離婚までの道のり12話もご覧下さい。
(※ 離婚までの道のり全17話の目次はこちらにあります。)

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費の終期は4つの内どれにしますか?」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」

例1や例2のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)