
離婚までの道のり第9話

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。
〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)
離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。
【目次】
○ 物語の登場人物
○ 第9話「不倫慰謝料の2度目の協議開始」スタート
○ 離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?
この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。
物語の登場人物
夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)
四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。
2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。
第9話「不倫慰謝料の2度目の協議開始」スタート
久子は四朗に伝えたい離婚条件をまとめることができたので、日程調整を行い、2度目の条件協議に臨むことになりました。
前回同様、四朗は反省している様子だったため、久子も感情的にならずに冷静に離婚条件を伝えようと思いました。
〈久子が考えた離婚条件〉
・慰謝料100万円は一括で受取る。
・慰謝料50万円は分割で受取る。
・離婚公正証書を作成する。
久子は今回も離婚条件をまとめたノートを用意していたので、四朗に渡して読んでもらってから条件協議を始めることにしました。
久子が離婚を通じて学んだことは自分が希望する離婚条件を整理してノートに書き留めることで効率良く進めることができるということでした。
一方、四朗も久子と同じように考えていてノートは双方にとって良いクッション(叩き台)になっていると感じました。
前回の条件協議では財産分与の合意ができているため、今回のメインテーマは不倫慰謝料と離婚公正証書作成の可否となります。
〈ノートを読んだ四朗の感情〉
・前回とは違う条件が書かれている。
・離婚公正証書ってどんな書類だろう?
四朗はじっくりとノートを読みました。前回とは違う条件が書かれていて驚きましたが話を聞こうと考えました。
先ずは不倫慰謝料に関する条件協議から始めました。
久子「分割払いは5万円×10回で構わない?」
四朗「問題ないです。提案を受入れてくれてありがとう。」
元々、四朗から慰謝料の分割払いを提案していたため、2人の間で揉めることはなくすぐに条件合意ができました。
また久子が気にしていた毎月の支払額(5万円)についても四朗の収入をベースに考えたので四朗は納得している様子でした。
こういう訳で不倫慰謝料については一括で100万円、分割で50万円となりました。
〈ワンポイントアドバイス〉
・慰謝料の支払方法の選択肢は多いです。
・一括払い、月払い、ボーナス月払いなどがあります。
そして最後に離婚公正証書の作成について協議を始めました。
久子「離婚公正証書を作りたい。」
久子「慰謝料の分割払いの保険として作りたい。」
久子は四朗に慰謝料の未払い対策として作りたいという意思に加えて、離婚公正証書を作成するメリットとデメリットをウソ偽りなく伝えました。
四朗「久子が望むのであれば作るよ。」
四朗はきちんと不倫慰謝料を払いたいという意思があり、久子が望むのであれば受入れるという思いがあったため、離婚公正証書の作成を承諾しました。
こうして2度目の協議を無事に終えました。また離婚に関する全ての条件協議も終了しました。
〈ワンポイントアドバイス〉
・離婚公正証書を作るという意思は双方に必要。
・他方に意思がない場合、別案(離婚協議書など)の検討が必要。
(第9話終了)
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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。
この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。
〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。
この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。
離婚チェックシートとは?
① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用
当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。
なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。
離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。
〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」
離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。
なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。
補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。
こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。
詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。
