離婚の問題や疑問を解決するコラム

養育費を踏み倒される可能性

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 養育費の合意方法は2パターン
○ 離婚公正証書への勘違いを知って下さい
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「養育費を最後まで払ってくれるか」という不安を抱える方は多いです。

各支払者によって養育費を踏み倒す理由は変わりますが、
会社の問題(失職や減給)や自覚の問題(支払意思がない)が考えられます。

特に自覚の問題は支払者の気持ちの問題なので、
再度「養育費を約束通り払おう」という気にさせるのは難しいです。

現在、養育費の支払率を100%にする方法はないので、
言葉は悪いですが、支払期間中に踏み倒しをされる可能性はあります。

ただし踏み倒しというリスクに備えることはできます。
詳細については養育費の合意方法を交えながら以下でお伝えします。

養育費の合意方法は2パターン

① 口約束で終える
② 合意内容を離婚公正証書に残す

養育費の条件を①口約束で終えて踏み倒された場合、
直後にできる行動は元配偶者(主に元夫)に支払を求めることだけです。
例)電話、メール、ラインを使って養育費支払の催促をする。

ただ電話などで催促をして直ぐに払ってくれるのであれば、
最初から踏み倒すとは考えられないので払ってもらえる可能性は低いです。

こういう訳で養育費の支払を口約束で終えるということは、
支払率の低下(踏み倒される)に繋がっていくということがわかります。

次に養育費の条件を②離婚公正証書に残して踏み倒された場合、
裁判所で強制執行(差押え)の手続きをすれば養育費の支払を確保できます。

支払者の財産(給料など)を差押えることを強制執行と言います。

離婚公正証書への勘違いを知って下さい

例1 公正証書があれば100%安心ですね。
例2 公正証書があれば踏み倒しはされないですね。

養育費の不払いが起きた時、支払者に財産がなければ、
強制執行の手続きはできないので100%安心とは言えません。
例)支払者が職を失って収入(財産)がない。

つまり離婚公正証書を作っても踏み倒されるリスクは残ります。

こういう訳で100%安心だと言いきることはできませんが、
口約束に比べて離婚公正証書があれば支払率を上げることができます。

当事務所には養育費の支払率向上を目的として、
離婚公正証書を作りたいというご依頼者様が多いです。

最後に離婚公正証書を作ることができない場合は、
効力では劣りますが離婚協議書を作るという選択肢もあります。

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)

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現在60本のコラムがあり数分で読めるので、是非ご覧下さい。

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養育費と公正証書の書き方

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十分なヒアリングを通して、離婚協議書や離婚公正証書を作成しております。
また無料相談も実施しているのでお気軽にご利用下さい。