
離婚までの道のり第12話

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。
〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)
離婚公正証書完成までの流れをわかりやすく解説するため、
ここでは複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えします。
【目次】
○ 物語の登場人物
○ 第12話「公証役場に夫婦で行く」スタート
○ 離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?
この離婚物語を読めば協議離婚の流れを理解しやすくなります。
物語の登場人物
夫 鈴木 四朗(会社員)(神奈川県出身)
妻 鈴木 久子(会社員)(大阪府出身)
四朗と久子は大学時代の同級生で卒業から1年後に結婚をした5年目の夫婦です。
2人共会社員で仕事が忙しく子どもはいない状況でした。
第12話「公証役場に夫婦で行く」スタート
公証役場に予約の電話をしてから2週間後、いよいよ公証人との離婚公正証書作成に関する相談日を迎えました。
この日は公証役場の公証人との相談日だったため、久子が1人で行くことも可能でしたが離婚公正証書は大事な書類なので夫婦で行くことにしました。(相談日の次に必要な離婚公正証書の作成日は夫婦が揃って2人で行く必要があるのでご注意下さい。)
四朗と久子は予約をした時間通りに公証役場に出向き、夫婦間で合意した条件をまとめた書面を公証人に渡しました。
公証人は久子がまとめた書面をじっくりと読み始めました。四朗と久子はその様子を静かに緊張しながら見ていました。
公証人「条件に問題ないですね。」
公証人「この書面の内容で公正証書原稿(案文)を作ります。」
公証人との相談は1時間の予定でしたが15分程度で終了しました。書面の内容で問題ないということで久子はホッとしました。
久子は離婚相談をした友人から書面の内容に問題があれば修正や削除になると聞いていたのでドキドキしていました。
〈ワンポイントアドバイス〉
・どんな条件でも離婚公正証書に残せる訳ではない。
・法的に有効な条件のみ離婚公正証書に残すことができる。
公証人との相談後、2人は帰宅して離婚公正証書の原稿ができるのを待ちました。
そして相談日から1週間後、公証役場から原稿が届きました。
〈原稿を読んだ久子の感想〉
・法律っぽい言葉が多いな。
・難しい言葉が多いけど引き締まるな。
離婚公正証書の原稿は固い文章(表現・言い回し)でしたが、久子が作った書面の内容が反映されていました。
四朗も原稿を確認して問題ないという返事をもらったので、久子は公証役場に電話をして離婚公正証書作成日の予約をしました。
〈ワンポイントアドバイス〉
・夫は「甲」、妻は「乙」という呼び名に変わる。
・「本件離婚に伴う給付等について」といった表現。
そして久子は四朗に離婚届を渡して署名をしてもらい、離婚公正証書完成後に夫婦2人で役所に出向き提出する約束をしました。(離婚公正証書の文章は離婚前と離婚後で変わるので完成するまで離婚届を提出することはできません。)
四朗「離婚届の証人は誰にお願いするの?」
久子「母に書かせたくないから証人代行サービスを利用する。」
離婚届の証人代行の詳細は以下をご覧下さい。
・離婚届や婚姻届の証人代行サービスを利用するか悩んでいる方へ
これで離婚に向けた準備を全て終えました。あとは離婚公正証書作成日を待つだけです。
(第12話終了)
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離婚チェックシートを使って効率良く進めませんか?

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。
この離婚条件の情報はご夫婦(自分たち)で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。
〈問題や疑問とは?〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・AサイトとBサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。
この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。
離婚チェックシートとは?
① 計13ページ63項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用
当事務所では20代~40代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。
なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件(退職金など)は異なりますが全て対応できます。
離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。
〈離婚チェックシートの項目例〉
例1「子どもの養育費は何歳まで払う?(選択肢は5つ)」
例2「子どもとの定期面会はどうしますか?(選択肢は3つ)」
例3「預貯金の財産分与の分配方法は?(選択肢は3つ)」
例4「通知義務の通知方法はどうしますか?(選択肢は6つ)」
離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。
なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。
補足として+aの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ10個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。
こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。
詳細は離婚チェックシートの内容と使い方|離婚協議書と公正証書作成をご覧下さい。
