
離婚協議書完成までの時間など作成期間を解説

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。
〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)
2010年に開業以来、様々なご相談とご依頼を受けてきました。
この経験をこのページにてお伝えするので、これから協議離婚を考えている方にとって有益な情報となれば幸いです。
【目次】
○ 離婚協議書完成までの流れ(作成期間)
○ 自分で作成する時にかかる時間は?
○ 離婚協議書の作成期間より大事なこと
離婚協議書は自分で作ることも行政書士に依頼をして作ることもできます。
離婚協議書完成までどれくらいかかる?というご質問は多いです。
ここでは完成までの流れについて具体例を交えながら時間や期間について解説します。
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離婚協議書完成までの流れ(作成期間)

離婚協議書は公正証書とは違って自分で作ることも行政書士に依頼をして作ることもできます。このことから作成期間は公正証書より短縮することができます。
〈離婚協議書完成までの流れ(作成期間)〉
① お問合わせ
② 無料相談の実施
③ 正式なご依頼
④ 夫婦間で離婚条件の話し合い
⑤ 夫婦間で全ての離婚条件に合意
⑥ ⑤で合意した離婚条件を書面にする=離婚協議書
⑦ 製本した離婚協議書を2部用意して署名押印する=完成日
離婚協議書完成までの流れは①~⑦となります。
④と⑤は夫婦間での協議の時間(期間)、⑥は離婚協議書の作成時間(期間)にわけることができます。
先ず④と⑤の時間(期間)は1か月以内に終えるご依頼者様が多いです。
一方、⑥は作成者の作成能力や経験値に左右されます。当事務所では4日程度で作成ができます。
以上のことから離婚協議書完成までの時間や期間(作成期間)は平均1か月程度となります。(あくまでも当事務所のご依頼者様のケースとなります。)
自分で作成する時にかかる時間は?
自分で離婚協議書を作成する場合、以下3つの時間(期間)にわけることができます。
〈自分で離婚協議書を作成するときにかかる時間〉
① 離婚条件の情報を集める時間。
② ①で集めた情報をもとに話し合う時間。
③ 製本した離婚協議書を作成する時間。
先ず自分で進める場合、①夫婦間で話し合うべき離婚条件の情報(養育費算定表、年金分割の制度など)を書籍、ウェブサイトなどで調べる必要があります。
次に離婚条件の情報収集を終えたら②夫婦間で離婚条件の話し合い(養育費は月5万円、年金分割の按分割合は50%など)を始めます。
そして夫婦間の離婚条件協議を終えたら、③合意した条件に合った内容の離婚協議書(甲は、乙に対し、長女の養育費として・・・など)を作成します。
こういう訳で自分で離婚協議書を作成するときにかかる時間は個人差があるため(離婚条件協議が長引く、離婚協議書に書きたいひな形が見つからないなど)具体的に○時間とお伝えすることが難しいです。
当事務所で公開しているひな形は以下をご覧下さい。
・離婚協議書と離婚公正証書の文例と書き方|テンプレートで解説
離婚協議書の作成期間より大事なこと
離婚協議書を作る上で出来るまでの時間や期間を知ること、期間短縮を検討することは大事なポイントです。
ただ大事なことは作成期間ではなく、夫婦間でどれだけ離婚条件について話し尽くしたかという質と過程です。
つまりとりあえず作る。早く完成させる。という安易な考えを持つと離婚後のトラブル率が上がり後悔する可能性が高いです。
なお、離婚協議の質を高めることについては当事務所にご依頼を頂ければサポートできます。お気軽にご相談下さい。
最後に離婚協議書は行政書士に依頼をして作ることも可能です。
行政書士の依頼をする場合、報酬額(高い、安い)は大事なポイントです。
ただ報酬額だけではなく行政書士の経験値、能力、相性なども同時に確認して下さい。現在、無料相談を実施している行政書士は多いです。
〈よくある無料相談時の対応〉
・このご質問への回答は控えさせて頂きます。
・これ以上の回答については有料相談となります。
当事務所では無料相談の場でも誠実に対応させて頂きます。
このように回答を控えたり、有料相談を促すような行為はしないのでご安心下さい。
また相談中、相談後に依頼を求めるような行為(営業の電話やDM送付など)もしません。
こういう訳で行政書士の経験値や能力に応じて離婚協議書の質が変わる可能性があります。誰に依頼をしても同じとは言えないのでご注意下さい。
【参考情報】
・離婚協議書の書き方|住所や旧姓を書くタイミングなどを解説
・質の高い離婚協議書の作成方法|自分で手書き作成できる?
・離婚協議書作成のポイント|通知義務や清算条項が大事な理由
・離婚協議書を離婚後に作成する方法|離婚協議書の作り方
