離婚協議書の書き方｜住所や旧姓を書くタイミングなどを解説

ここでは離婚協議書の書き方について押えるべきポイント（ルール）をわかりやすく解説していきます。

〈最低限押えておくべきポイント〉
① ご夫婦ごとに書く内容は異なる
② 直筆で書かないといけない箇所がある

先ずご夫婦ごとに協議離婚を考えた経緯や原因は異なります。
つまり離婚するご夫婦が１００組いれば１００通りの離婚条件が生まれます。
例１）夫の不倫（不貞行為）を原因として慰謝料１００万円を支払う。
例２）不動産の財産分与で夫名義から妻名義に変更をする。

このことから①離婚協議書の書き方も１００通りになります。
ご夫婦（自分たち）で離婚協議書を作成する場合、文例やテンプレートを参考にして作る方が多いです。

住所や苗字（旧姓）の書き方はどうなる？

先ず住所や苗字を書く場合、鉛筆や消しゴムで消せるボールペンは不可です。消しゴムで消せないボールペンを使って書いて下さい。

そして署名欄に書く住所は署名日の時点の住民票の住所地です。
また苗字も署名日の時点の苗字を書きます。つまり離婚前なら婚姻時の姓、離婚後なら旧姓です。

なお、離婚後も旧姓に戻らず婚姻時の姓を名乗る方は旧姓ではなく婚姻時の姓を書きます。（離婚時に旧姓に戻る、婚姻時の姓を名乗り続ける。２つの選択肢があります。）

ここで大事なのは離婚協議書の署名日が住所や苗字の基準日になるということです。覚えておいて下さい。

最後に内容に問題がなければ双方の実印を押して離婚協議書は完成します。
離婚協議書は夫婦間で合意した養育費支払の条件などが終わるまで大事に保管して下さい。

なお、離婚後に離婚協議書を作成する場合、旧姓に戻った方は旧姓での印鑑登録（実印）が必要です。婚姻中の実印ではないのでご注意下さい。

こういう訳で離婚協議書の書き方には最低限のルールがあります。
間違えて作った場合、離婚後に後悔する可能性が高いので書き方などの情報収集は大事な過程となります。

協議離婚で話し合う離婚条件は親権、養育費、面会交流、慰謝料、財産分与、年金分割など代表的なもの、あまり知られていないものなど数多くあります。

この離婚条件の情報はご夫婦（自分たち）で集めて整理する必要がありますが以下の問題や疑問を抱える方が多いです。

〈問題や疑問とは？〉
・離婚情報が多くて混乱する。
・ＡサイトとＢサイトで真逆のことが書かれている。
・有益な情報を集めたいけどやり方がわからない。

この問題や疑問を解消するのがオリジナルの離婚チェックシートです。
離婚チェックシートがあれば、ご夫婦で離婚条件の情報を集める必要がなくなります。つまり完成までの時間短縮に繋がります。

離婚チェックシートとは？

① 計１３ページ６３項目を掲載
② 協議離婚に必要な情報を全て網羅
③ わかりやすいように○×回答形式を多く採用

当事務所では２０代～４０代のご依頼者様が多いので養育費と面会交流の項目が多いです。

なお、数年前からは世代を問わずご依頼を頂いております。
世代に応じてテーマになる離婚条件（退職金など）は異なりますが全て対応できます。

離婚チェックシートには、具体的に以下のように掲載されています。

〈離婚チェックシートの項目例〉
例１「子どもの養育費は何歳まで払う？（選択肢は５つ）」
例２「子どもとの定期面会はどうしますか？（選択肢は３つ）」
例３「預貯金の財産分与の分配方法は？（選択肢は３つ）」
例４「通知義務の通知方法はどうしますか？（選択肢は６つ）」

離婚協議書や離婚公正証書作成に必要な情報を掲載しています。
つまり夫婦間での離婚協議において二度手間がなくなり、効率良く進めることができます。

なお、当事務所では弁護士法の規定により相手方との交渉はお引受できません。

補足として＋ａの条件も多数掲載しており、○と回答した項目が多い場合、
養育費と面会交流の条件だけでもそれぞれ１０個以上になるご依頼者様もいらっしゃいます。

こういう訳でご依頼者様からは大変好評を頂いております。