離婚の問題や疑問を解決するコラム

離婚とお金の問題をわかりやすく解説

著者は離婚問題に強い行政書士の辻雅清

【目次】

○ 離婚協議で大切なお金とは?
○ お金の問題を先送りにしたケースでのトラブル
○ 離婚チェックシートを利用しませんか?
○ 離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

協議離婚には大きくわけて3つの問題があり、
今回はその中でも離婚とお金の問題についてお伝えします。
(※ 残り2つの問題は親権、離婚後の生活となります。)

協議離婚の話し合いではこのお金の問題が一番の難題となります。

離婚協議で大切なお金とは?

① 未成年の子供への養育費
② 離婚の慰謝料
③ 預金を含む財産の清算

離婚の時点で未成年の子供がいる場合、
親権者を決めた上で毎月の養育費について話し合います。
例)長女の養育費として20歳まで毎月4万円を支払う。

一般的に母親が親権者になるケースが多く、
子供が幼い場合、母親がフルタイムで働くことが難しいので、
養育費というお金の約束は子供の将来のためにも大切なものです。

次に離婚の慰謝料請求は離婚原因に左右されるので、
先ずは以下のように各ご夫婦で請求の可否を判断する必要があります。

妻「不倫したから慰謝料を払ってほしい。」
妻「ずっと暴力を受けてきたから慰謝料を払ってほしい。」

このように離婚の原因が不倫や暴力の場合は、
精神的苦痛に対する対価として配偶者へ慰謝料の請求ができます。
注)性格の不一致の場合、慰謝料の請求はできません。

慰謝料の使途は自由ですが離婚後の生活資金に充当できます。

最後に婚姻期間中に蓄えた預金は財産分与の対象なので、
「50%ずつ分配する」といった分割割合について話し合うことになります。
例)夫名義の預金100万円を50万円ずつ分配する。

財産分与で分配されるお金も慰謝料と同じで、
離婚後の生活資金に充当できるので後悔しないように話し合って下さい。

なお、慰謝料支払は分割払いになる可能性が高いですが、
財産分与は離婚時に清算するので離婚後直ぐに使うことができます。
例)慰謝料の支払期間は10年間なので毎月の支払額は少ない。

最後に離婚後のトラブルについて以下にてお伝えしておきます。

お金の問題を先送りにしたケースでのトラブル

夫「離婚届の提出を急ぎたい。」
妻「離婚後、お金の話をしてくれるならいいよ。」

離婚時の状況に応じてこのような合意をしても問題ありません。
ただ元夫が協力してくれないリスクがあるので離婚前の解決が望ましいです。
例)いざ元夫に電話をすると居留守を使ったりして話し合いができない。

つまり離婚前にお金の話を終えていることが望ましいです。

また合意した離婚条件について行き違いが起きないよう、
離婚協議書や離婚公正証書といった証拠書面の作成をお勧めします。
例)離婚後、養育費の金額に行き違いが生じてトラブルになる。

書面には答えが載っているので行き違いが起きることはありません。

最後に離婚時のお金の問題は揉めることが多いですが、
子供の将来や生活資金として役立つのでよく話し合って結論を出して下さい。

当事務所では離婚協議書、離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
離婚チェックシートの送付から始めているので↓に詳細をお伝えします。

離婚チェックシートの内容

◇ 全13ページ63項目の質問を掲載
◇ 離婚協議で必要な離婚条件を全て網羅

離婚チェックシートに掲載されている内容は、
離婚協議書や離婚公正証書を作るために必要な離婚条件の情報です。
(離婚協議書や離婚公正証書の詳細は
こちらをご覧下さい。)

63項目の質問はできる限り○×形式(一部手書きあり)を採用しています。

例1「養育費はいつまで払う?(選択肢は5つ)」
例2「養育費の条件を決める時に注意すべき点(解説)」
例3「預金はどのように分配しますか?(選択肢は3つ)」

例1~例3のような質問や解説を掲載しているので、
夫婦の意向に沿った離婚協議書や離婚公正証書を作ることができます。
加えて離婚条件を集める時間はゼロなので離婚届の提出時期も早まります。

詳しくは離婚チェックシートの内容と使い方をご覧下さい。

離婚協議書や公正証書を作るか悩んでいる方へ

「安心感が生まれて後悔しないものを作りたい」と考えているはずです。
「安心感や後悔」(思い)にこだわるのであれば以下2点がポイントになります。

・夫婦間で離婚条件について話し尽くすこと
・離婚協議書や公正証書には細かい条件まで記載すること

当事務所ではご依頼者様のこの思いを大切にしたいので、
契約期間を設けずに時間をかけて離婚協議書や離婚公正証書の作成を進めています。

もちろん料金は「○万円~」ではなく固定料金なので、
どれだけ時間がかかっても追加料金は頂きません。安心して下さい。

この結果、質と内容の伴った離婚協議書や公正証書ができています。

当事務所では正式なご依頼の前に無料相談から始めています。
無料相談を通して、私(行政書士の辻)との相性や経験値を確認して下さい。
相談中・相談後に依頼を求めるような営業行為はしないので安心して下さい。

先ずは無料相談から始めませんか? → お問合わせ
お気軽にご利用下さい。お問合わせをお待ちしております。(終わり)

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現在60本のコラムがあり数分で読めるので、是非ご覧下さい。

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当事務所では離婚チェックシート(全63項目)を利用すると同時に、
十分なヒアリングを通して、離婚協議書や離婚公正証書を作成しております。
また無料相談も実施しているのでお気軽にご利用下さい。