離婚の問題や疑問を解決するコラム

離婚したらやることをわかりやすく解説

著者は協議離婚に強い行政書士の辻雅清

初めまして、全国対応で離婚問題に力を入れている行政書士の辻 雅清と申します。

〈主力業務について〉
・離婚協議書の作成(全国対応)
・離婚公正証書の原案作成&代理作成(全国対応)

2010年に開業以来、様々なご相談とご依頼を受けてきました。
この経験をこのページにてお伝えするので、これから協議離婚を考えている方にとって有益な情報となれば幸いです。

【目次】

離婚後に必要な手続きの一覧表
効率良く進めるためのポイント

離婚届を提出したら終わりではなく、離婚後の手続きが始まります。

ここでは離婚したらやることを解説します。これらの手続きを終えて始めて協議離婚の終了と言えます。

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離婚後に必要な手続きの一覧表

離婚したらやることリストを解説

協議離婚は離婚届の提出で成立するので一区切りとなりますが、
離婚後にしかできない手続きが始まるので、本当の意味での終わりとは言えません。

離婚後の手続きは女性(親権者)が行うケースが多いです。

離婚したらやることリスト(離婚後手続き)〉
① 年金分割の申請
② 子どもの氏と戸籍の手続き
③ 児童扶養手当の申請
④ 児童手当の申請
⑤ 保育所の申込
⑥ 国民健康保険の加入手続き
⑦ 国民年金の変更手続き
⑧ 運転免許証、マイナンバーカードの変更手続き
⑨ パスポートの変更手続き
⑩ 預金通帳の手続き

先ず年金分割(合意分割や3号分割)は将来受取る年金が増える大事な手続きです。

①年金分割の申請は離婚後2年以内という期限があります。
慌てる必要はありませんが、手続きを忘れないように気を付けて下さい。

なお、合意分割に該当するご夫婦の場合、離婚前に年金分割合意書を作成する方も多いです。

年金分割の詳細は以下をご覧下さい。
年金分割合意書の書式|文例や公正証書との関係も解説

次に離婚に伴い子どもと親権者(主に母親)の氏と戸籍が不一致(別々)になるケースが圧倒的に多いです。

②子どもの氏と戸籍の手続きは子どもの住所地を管轄する家庭裁判所などで行います。期限はありませんが早めの手続きをお勧めします。

次に③児童扶養手当や④児童手当は離婚後の生活費に充当できる大事な手続きです。

離婚後、迅速に手続きを済ませるためにも離婚前から役所で必要書類の確認など事前準備が大事です。

なお、婚姻中、児童手当は父親の口座に入金されていることが多いです。このことから手続きには父親の協力も必要となります。

次に⑤保育所への申込もひとり親家庭への支援があるので離婚前から事前準備が必要です。

次に⑥~⑨の手続きはイメージが湧きやすいと思います。ここでの解説は割愛させて頂きます。

こういった離婚後の申請手続きは役所が自発的に動いてくれません。
自分から役所に出向いて情報を集めるという積極的な行動力が必要です。

次に⑩預金通帳の手続きは開設している全ての銀行を回ります。
利用していない預金通帳がある場合、離婚を機に解約という判断もあり得ます。

最後に離婚前から事前準備を行うということは養育費など離婚条件の夫婦間協議と同時に進めることを意味します。

当事務所に離婚協議書や離婚公正証書の作成依頼を頂いた場合、離婚後の手続きリストをお渡ししているので少しですが負担軽減ができます。

離婚協議書や離婚公正証書の詳細は以下をご覧下さい。
サンプル通りに作っても大丈夫?|離婚協議書と離婚公正証書作成

こういう訳で離婚したらやること(すること)は多いです。体調を崩さないように効率良く、無理をしないで進めてほしいです。

効率良く進めるためのポイント

先ず各窓口では本人確認書類の提示を求められることが多いです。
運転免許証やマイナンバーカードの変更手続きから始めることをお勧めします。

運転免許証は警察署、マイナンバーカードは役所にて変更手続きを行います。

なお、離婚後の手続きは1日で終わらないものがあります。
例)子どもの氏の変更許可申立後に戸籍の変更手続きを行う。

このことから1日で全ての手続きを終えることは不可能なので、離婚前から準備をしてスケジュールを立てることが大事です。

個人的には住所地の役所でできる手続き(マイナンバーカードなど)→1日でできる手続き(運転免許証やパスポートなど)→1日以上かかる手続き(子どもの氏と戸籍)→慌てない手続き(年金分割)の順番で進めることをお勧めします。

【参考情報】
離婚協議前に知っておくべきお金の離婚条件|離婚とお金の問題
離婚後の生活につまずがない方法|離婚前準備が大事
離婚条件の話し合いのポイント|離婚で決めること
スピード離婚で後悔する理由|妻が離婚を急ぐ理由も解説